−平成24年10月20日の作業−

画 像 補足説明
前面デッキ部分の修復に取り掛かりました。
ケレン作業で元の塗膜や錆を落としていきます。
滑り止めのため「網目板」となっています、グラインダーでの研削は
出来ないので「エアーハンマー」を使って作業しています。
表面の塗膜/錆を落としたところ。
幸い、補修を要するような腐食などは見当たらなかったようです。
ローラーを使い、丁寧に手作業で錆止めを塗布。
前面の塗布作業が終わりました。
キャブ右前面のようす。
左側もそうでしたが、右側も同様に繋ぎ目部分での腐食がかなり
進行していました。
他にも、傷みが激しく補修しなければならない箇所がまだまだ数多く
残っています。
FRPを補修個所の形状に合わせてカットし、貼り付けていきます。
エポキシ樹脂を塗布して、FRPを固着させます。
こちらはボイラー上部の補修箇所。
ほかにも数か所を同時に補修していきました。

 −平成24年10月21日の作業−

画 像 補足説明
キャブ内部の補修作業も進めていきます。
こちらは床板の塗膜/錆をケレン作業で落としているところ。
妻板の内側も、同じように。
直接、風雨に晒されていなかった事もあってか、大きな傷みは見受け
られなかったようです。
という訳で、改めて錆止めを塗布。
錆止め塗布を終えた床板。
前日、FRPで腐食部分を補修した、キャブ右前面の「繋ぎ目」部分
ですが、表面を仕上げるため、パテを盛り付けます。
パテ盛り&面研ぎ作業は、1回で終わるとは限りません。
更に表面を綺麗に仕上げるため、この箇所は2回目のパテ盛りを
行いました。
パテが硬化するまでの時間で、他の箇所の修復作業を進めます。
キャブ側面の手摺りの塗膜を、ケレン作業で剥離している所です。
ランボードの修復作業にも取り掛かりました。
元の塗装や錆を落として・・・
錆止めを塗布していきます。
ランボード部分は、色々な部品やナットの頭などが出ていて、ローラー
で一気に塗布・・・という訳にはいきません。
こういう場所では、刷毛を使って地道に塗布していきます。
こちらは、先日磨いていた銅管を使って「空気作用管」を表現するため、
ボイラー形状に合わせて位置決め(曲げ加工)を行っている所です。

−番外編 Part.Y−

783系「ハイパーサルーン」です。
4両編成が特急「かいおう」の1往復に充当されています。

JR化後初の新製車両として1988年に華々しくデビュー、特急「有明」
「かもめ」「にちりん」など、JR九州の看板列車に投入されましたが、
後継車両の投入や九州新幹線の全線開業により、現在は地方線区を
中心に活躍しています。

登場から四半世紀を迎える事もあり、今後の動向が気になる所です。
こちらは今春登場したてのニューフェイス、817系2000番台です。
2両編成が基本で、最大の特徴は真っ白の車体とロングシートが採用
されたこと。
朝晩の通勤ラッシュ時を中心に運用・・・との事でしたが、昼間の時間帯
でも運用に就いているようです。
平成筑豊鉄道の400形気動車で、同社のキャラクター「ちくまる」が
全面に配された「ちくまる号」です。
「ちくまる号」は2両いて、今回ご紹介する青色バージョンのほかに、
緑色バージョンもいます。

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