C11190 矢部線時代


廃線になった国鉄矢部線を走るC11190牽引の貨物列車。
矢部線は、熊本鉄道管理局だったためか、はるばる熊本機関区のC11がやって来て貨物列車を引いていた。
通常は、荒尾に2両常駐していて、そのうちの1両が矢部線を、もう1両が大牟田荒尾地区の入れ換えを行っていた。
上の写真の撮影場所は、この貨物列車の終着駅筑後福島から数百メートル羽犬塚寄りの踏切。(カメラは羽犬塚を向いている)


筑後福島駅で入れ換え作業の後、発車時刻まで小休止するC11190。この小休止のあいだ、由利徹さん似の機関士さんに機関車の各部の説明をしてもらった。
この写真の煙室扉ハンドルは、まだバランスを良くする前。


煙室扉ハンドルを、×のようにバランスの良い位置で止めてもらった後に撮影したのが、上の写真。
この方がバランスが良くてかっこいいと思うのだが、いかがだろうか。
ぜいたくを言うと、前照灯がLP42だったらもっと良かったのだが。
なお、この日のC11190は、このまま煙室扉ハンドルが少しゆるんだ状態で発車してしまった。


矢部線廃線後、筑後福島駅周辺はすっかり様子が変わってしまったが、当時は典型的なのどかなローカル線の風景だった。
すぐ近くに高校があって、そこから聞こえてくる体育会系の部活の活気あるかけ声が印象的だった。


一番上の写真と同じ場所から撮影した羽犬塚行きの貨物列車。(カメラは筑後福島を向いている)
筑後福島を発車して数百メートル過ぎているのと、平坦線(どちらかというと羽犬塚までゆるい下り坂)のため、煙は期待できない。

●すべて、昭和48年(1973年)4月8日撮影


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